長野ビーナスラインを目指して…
5月15・16日の2日間で、かの有名なビーナスラインへツーリングに行って参りました。
ソロ・ツーリングではありますが、バイクの免許取って三年目にも突入したことだし、そろそろ行けるかなと。
実際免許取るに当たっての最初の目的は、『バイクで山の自然を感じに遊びに行く』でした。
その昔、高校時代にワンダーフォーゲル部(要は山岳部)に入っていたことがありまして、北アルプスの裏銀座というコースで槍ヶ岳を目指したことがありました(天候不順で結局頂上まで行けなかった苦い思い出でもあります。)。
その頃の思い出が深く残っていて、今更山登りをする気は無いんですが、山の近くまで行きたかったのです。で、せっかくなので、思い出の北アルプス・・・と行きたかったんですが、まずは知名度や無難さから南アルプスの高原道路などが非常に魅力的に感じまして、ビーナスラインを走破することを今回の目的としました。
車よりもバイクの方が肌を空気にさらす分だけ、自然を感じるのかなーといった安易な思い込みでしたが、三年近く乗った今は、想像以上にそのとおりであったと感じています。
長距離を走りきった時の疲れた感覚や達成感までもが、登山と全く同じとさえ思っています。
ということで、朝早くに愛車のCB400SBに必要最低限の荷物を積見込みます。
話それますが、ツーリングに持っていく荷物って選別苦労しますよね。山登ってた時と同じで、バイクも積載に制限が大きいので必要最低限の荷物の選定は重要。でもこれも一つの旅の技術なので、考えるのは本当楽しいですよねえ。
最も山登りと違い、今回は宿も予約しているので、バイク以外に本当に必要なのは地図と雨具くらい?
(もちろんお金は別ですヨ…)
ちなみに今回は・・・携帯電話と充電器、雨具、一泊分着替え、帽子、タオル、予備のコンタクト、目薬、お気に入りの整髪料と髭剃り、ツーリングマップル、車載工具、お金
こんなところですかね。割に少なくて済んだのでまあ良しという感じです。
出発は朝の6時を予定していましたが、荷物の積載を慎重に準備したので30分ほどオーバー。長距離高速で荷物落ちたら悲惨ですからね。これもあまり経験ない故に慎重に行きます。
いよいよ自宅出発。まずは常磐道の谷和原ICを目指します。ところで今回の予定はこんな感じです。
◎5月16日の予定
自宅→谷和原IC(常磐道)→三郷JCT(高速6号三郷線)→小菅JCT(高速中央環状線)→西新宿JCT(高速4号新宿線)→高井戸IC(中央高速)→諏訪IC(中央高速)→国道20号→国道152号→白樺湖→県道40号(ビーナスライン)→霧ヶ峰→県道194号(ビーナスライン)→県道460号(ビーナスライン)→県道178号(ビーナスライン)→美ヶ原→県道178号(ビーナスライン)→県道460号(ビーナスライン)→扉峠→県道67号→松本城近くの松本ホテル花月
◎5月17日の予定
松本城近くの松本ホテル花月→松本IC(長野自動車道)→岡谷JCT(中央高速)→高井戸IC(高速4号新宿線)→西新宿JCT(高速中央環状線)→小菅JCT(高速6号三郷線)→三郷JCT(常磐道)→谷和原IC(常磐道)→自宅
ぶっちゃけ2日目は帰るだけですが(笑)。実はちゃんと周辺巡りしてから帰りたかったんですが、2日目は午後には雨の予報で、天候がかんばしくないということだったのでこのような予定としました。
天候はまずまず。朝から若干雲はあるものの、快晴。中々の良いコンディション。ただし気温についてはかなり低く、これが後に大きなダメージとなることに…。
昨日の気温が夏並みだったので、甘く見て3シーズン対応のメッシュジャケットで出だしたんですが、これが大失敗。
念の為に上下共にインナーを着て行ったのですが、これが…それでも寒い!
昨日に比べて気温が落ちたことに加え、この後遭遇する標高差と風による体感温度の変化に最後まで泣かされることに。
とにかくふるえながら巡航100Km程度で軽く流しつつ、まずは首都高に入る前にトイレには行っておこうと思い、守谷SAに入りました。
そこで何とも珍しいんですが、SHOEIに努めていたというご年配の方に声をかけられました。自分のヘルメットがSHOEIだったので声かけたみたいなんですが、今は定年後に別の仕事をしているようで、仕事に行く途中だったようです。実際かなりかぶり心地や通気性、軽さなどもかなり気に入っているので、最後はその方にお礼などを伝えました。
なんか不思議な出会いだなあと思いつつ、これもツーリングの醍醐味かと再認識。その後トイレで用を足し、コーヒーで体を温めてから再出発。
さて、まずは最初の山場の首都高。車では実家に帰るのに東名高速や中央高速は頻繁に利用しているんですが(といっても年一回程度ですが)、バイクで環状付近を一人で走るのはお初なので、慎重に行きます。
基本的には左車線でのんびり80Km程度で流します。
ところで、これは帰り道に気づいたんですが、この二年前(?)くらいに中央環状線が完成したことにより、今回使う中央高速へは比較的楽に接続可能になっており、渋滞も迷うことも無く、常磐道から首都高、そして中央高速へと通り抜けることが出来ました。
今後中央高速を使用するルートが好きになりそう。
さて、途中寒さとそれによるトイレ休憩でかなりの頻度で休憩を取りつつ、一路長野へ。途中天候が良いこともあり、甲府の辺りでバイクのバックミラーに富士山が写りこんだ時にはものすごくテンションが上がりました。
上の写真はどこで撮ったか忘れましたが、八ヶ岳PAかなあ?天気は良いのに寒いこと。標高もあるかと思いますし、本当気温って差が出ますね。
東京・神奈川・静岡・山梨・長野と抜けていくと、その時々で暖かかったり寒かったり。考えてみれば当たり前ですが、実際体感すると身に染みるもの。次回以降は防寒だけは甘く見ないようにしよう・・・というかせめてもっていったカッパを着れば良かったのですが、なにやら抵抗がありまして…いや、単なる格好つけです(汗)。
誰も見ちゃいないんですが、なんでこんなに天気良いのにカッパ着てるの?というような目で見られないかと(笑)。そんなのこの年齢で気にするかなー。自分でも今となってはアホだったなーと思います。
さて、そんなこんなで休憩の多さもたたって、約5時間かかってようやく諏訪IC到着。ここで昼の12時きっかしくらい。
予定していた昼飯は『峠の釜めし』です。うちの嫁さんが中学の頃に炊き立て食べてすごくおいしかったとの話を聞いていましたんで、諏訪IC近くにお店があることから立ち寄ることに。どうやらドライブインの中に『おぎのや』という釜めし屋が併設されているよう。
もっと手作りものを想像していたんですが、これは駅弁ぽいですね。どうやら嫁さんの食べた炊き立てとは別もののようです。残念。
それでも美味しかったですヨ。味ご飯は薄味ですが、おかずの味付けとのバランスが絶妙です。
正直長時間のライディングで食欲が落ちていたんですが、それでも美味しく頂けました。
それとここで『雷鳥の里』という長野の銘菓を購入。宅急便で自宅に送ります。これはネットでの評判を前もってリサーチしときました。どのくらい美味しいのかな?自宅に帰ってからが楽しみだ。
さて、昼飯後はいよいよビーナスラインへ向かいます。まずは国道20号から国道152号へ。このあたりは普通の道でした。国道152号でまっすぐ白樺へ向かうつもりだったのですが、道にみごとに迷ってしまい、どうやら県道192号に入ってしまったようで、そのまま蓼科方向へ向かってしまいました。結局蓼科経由で白樺湖へ。
白樺湖沿いのローソンで休憩。平日だったのですかすかで気持ち良かったですが、人のいない観光地は寂しいですねー。
さて、いよいよビーナスライン…と思ったのですが、ここでまた地図を見間違って、なぜか蓼科スカイラインへ迷い込みました。でもここ結構絶景でして、途中で引き返しはしたんですが、中々良い道でした。
さて、引き返して今度こそビーナスラインへ。おおーー、さすがに聞きしに勝る絶景です!途中で富士見台などで絶景を楽しみつつ霧ヶ峰までゆっくり走りました。
上の写真には富士山が写ってます~。さすが富士見台(薄くて見えづらいかなー。肉眼では本当にはっきり見えました。)。
富士見台の後は霧ヶ峰まで行きまして、そこでは寄り道せずに、県道194号へ入っていきます。ここからはまた道の雰囲気が変わりまして、いかにも峠道と化します。
途中二台のバイクにぶち抜かれるくらいスローなペースで景色楽しみながらワインディングを駆け抜けました。
ツーリングはスピードではなくて情緒を楽しむものだと言い聞かせつつ…。初めての道なので道路状況も良くわからないのにスピードを出すのは無謀そのものだと思いますんで。
そんなこんなで美ヶ原に到着。最初は美ヶ原の山本小屋へ行きまして、お勧めの土産のチーズケーキなどを購入。これは中々の美味なので、お勧め。隠れた名産。皆さん結構知っているのかな?
その後美ヶ原美術館へ。周辺が大駐車場になっているようです。
基本的にはここがビーナスラインの終点ですが、ここから折り返し。しかし空気が美味しい最高の絶景スポットですね。寒くて大変でしたが(笑)。
さて、しばし絶景を楽しんだ後で、いよいよ折り返します。県道178号、県道460号と来た道をそのまま戻ります。扉峠で県道67号へ道が左へ分岐するので、そこを下って松本市街へ進んで行きます。
県道67号は細道で狭い道ですが、典型的な山道で、あまり飛ばしすぎなければ、走りもそこそこ楽しめる良い道です。ただし山から人里に入れば、普通の道なので、軽快なのはそこまで。
松本市街は一方通行も多く、細い路地も沢山走っており、宿泊予定の『松本ホテル花月』にたどり着くのに結構苦労しましたが、なんとか16時半頃にはチェックイン出来ました。
上がホテルの写真。古めかしいホテルですが、接客も良く中々良いホテルです。バイクを駐車場に止めてしまうと300円かかってしまうとのことから、駐輪場に止めさせてもらいました。
駐輪場はちょっと狭いので、大型バイクを駐車するのはちょい辛いし、高級な車種は街中なので、一晩放置するのはちょっと怖いですかね。
自分も若干心配でしたが、バイクは一晩無事でした。
ホテルの部屋で少しくつろいでから夕飯を食べに街に繰り出しました。せっかくなので信州蕎麦をと思いもしたのですが、もう少しボリュームも欲しかったので、ちょっと変わった『串焼き・素人料理・蕎麦』を看板に掲げる『山女』という居酒屋へ飛び込んでみました。
一人であることを告げると、予約でいっぱいということで断られそうになったのですが、先に来ていた年配のご夫婦が席を空けてくれました。
本当にありがとうございました。
結局お勧めの串焼き10本程度と、生ビールの大ジョッキ、辛口の日本酒一杯と、ラストに蕎麦を食べました。とても美味しかったです。人情あふれる良い店で、店の主人とも若干会話を交わして、高校時代の山登りの話などをしました。
聞けば今上高地は道が崩落で通行止めとの話だったので、今回は目標地点を上高地方向にしなくて良かったのかなと。
かなり酔って気持ち良い気分でホテルに帰り、眠りにつきました。いやあ、なんか幸せ。
次の日は帰るだけなので、7時起床。ゆっくりホテルの朝ごはんを食べて(これも中々美味しかった)、10時くらいに出発。松本ICから一気に地元茨城県を目指します。
帰りは行きより1時間くらい早く、自宅に着きました(4時間くらい)。行きよりは平均速度を上げて帰ったのと、休憩ペースも行きより最適化できたのでこのくらいで済んだのかなと。
帰りは天気も曇り。南アルプスもガスってしまい風景を楽しむ感じではなかったので、割り切って一気に帰ってこれました。やはり寒かったので、2日目は結局カッパを着てはしりました。暖かくて快適。ちなみに下の写真は帰り途中の釈迦堂PAで撮った写真。どんより曇り。
行きは寒くて速度をあまり上げられなかったのですが、そのせいで平均速度も上がったのでした(笑)。最初から着ていれば…(泣)。実は寒さでちょっと体調崩し気味でした。
無事自宅に着いたのは14時くらい。怪我もトラブルも無く、非常に楽しいツーリングでした。
最後に銘菓の『雷鳥の里』と山本小屋のチーズケーキですが、これが美味!非常にお勧め。長野に行った際にはどちらも次も必ず買って帰ろうと心に誓ったのでした。
こうして初ロングツーリングも無事終了しました。次は…どこにいこうかなあ。















はじめましてmatsといいます。
槍ヶ岳やピーナスライン、蓼科など私の大好きなフレーズが並んでいたので思わず読み入ってしまいました。
私も若かりし頃、蝶ヶ岳、常念から槍まで縦走した経験があります。
5月の北八ヶ岳も縦走しましたが当時は完全冬山装備でした。温暖化といってもメッシュジャケットではさぞ寒かったと想像します。
道に迷ったとのことですが、かえって良いコースを走られたと思います。
写真を拝見して信州の澄んだ空気が感じられました。八ヶ岳連峰や富士山、槍穂連峰も堪能されたんですね。うややましいーー((*^_^*)
私はまだバイク初心者なのですが八ヶ岳、蓼科、ビーナスラインは行きたいツーリングコースのトップです。
また楽しいレポート期待しています。
投稿: mats | 2009年5月18日 (月) 12時34分
matsさんへ
こちらこそ、はじめまして。ローリー男爵と言います。
ブログ始めて一年くらいですが、matsさんが初コメントの人です(笑)。コメントありがとうございます。
今回はホントに服装について考えさせられました。前回の三浦海岸ツーリングの時も朝一番はものすごく寒かったので、今回こそ失敗しないようにと思っていたんですが、結局油断して失敗しました(笑)。次回は寒ければ即カッパ着用のつもりです。
まだまだツーリング経験少ないんですが、昨年の後半くらいから職場の仲間と走るようになって、ようやく今回の長距離ツーリングを決行する決心がついた次第です。
自分も20年くらい前に短期間ですが、登山をしていたクチなので、当時の記憶と照らし合わせつつのツーリングとなりました。そこに共感してもえらえたようですね。
これからもツーリングをした時にはこのようにブログに足跡を残していくつもりなので、また読んで頂けるとうれしいです。
ビーナスラインは本当にすばらしい絶景の連続でした。本当に良い季節は夏のようなので、matsさんもぜひビーナスラインへ行ってみてくださいね(その分道が混む可能性はありますが・・・)。
投稿: ローリー男爵 | 2009年5月20日 (水) 20時11分